札幌到着、この日は岡崎体育のライブ当日である。
とりあえず、岡崎体育って誰?って人のために代表的な曲のMVを貼っておきますね。
楽しい。
さてお昼ご飯は「味の時計台」にて醤油ラーメン。
サラッとしていながらコクのあるスープ。野菜の香りがガツンときて良い感じでした。札幌は本当にラーメンのレベルが高い。寿司も良い。ジンギスカンも良いな。スープカレーも良いけど。
17:30、大通の「狸小路」と呼ばれるクソ長い商店街に出来たクソ長い行列。岡崎体育のライブを待ちわびる300人のファンだ。
「すいません、これなんの列ですか?」と外国人観光客やジジババに聞かれるのはライブイベントの一つと言って良いだろう。今回はただのおっさんが尋ねてきたけど。そもそも尋ねたところで、何があったら並ぶのか。ガッキーが居るとかいうレベルじゃないと並ばんぞ。
ライブハウスに参戦するとなったら整理番号は重要だった。少ない整理番号だったらそれだけ会場に入るのが早くなるわけで、そうなると必然的にアーティストとの距離が近い場所に陣取れる。そのために並んでいる人に整理番号を聞いて歩き、少しでも整理番号が早いものなら「うへへ、すいません」と優越感で隠し切れない嘘くさい謝罪とにやけ顔で前に割り込んだものだ。
そしてアーティストが登場すると皆が皆ぐわっと前に押し寄せるので、満員電車の比じゃない人口密度となり、圧迫され、それがバラードの曲になった時に解放されると「失神ゲーム」さながら血の気が引いてしまい、倒れる人もでるというわけだ。しかし熱狂的ファンというのはそういうリスクを背負ってでもアーティストに出来る限り近付きたいものなのだ。
今ではライブハウスでそういうことをする元気はなくなったのが何だか寂しい思いだ。今回の岡崎体育のライブでも整理番号は気にせず、ゆったりと最後尾に並んだのだった。
会場に入ると「最終的にはオトンやオカンが被ることになるニット帽」などのグッズが売られており、せめて岡崎体育ワードいれろや衣料館で売ってるやつやんけと思ったけど、掴みはバッチリって感じだった。
18:00、いよいよライブ開演。会場が暗くなり、スクリーンにばーんと映し出されたのはまさかの乙女ゲー。どうやら女の子が岡崎体育を探している設定らしい。そして登場するめっちゃイケメンな絵柄の岡崎体育。誰だよお前!
その茶番が終わるといよいよ本人登場。ゴリゴリのテクノで客が飛び跳ね会場が揺れる。これがBASIN TECNOだ!
ロックやパンクのライブでは「ヘッドバンキング」や「モッシュ」や「ダイブ」など、様式化された客のノリ方がある。例えば「ウォールオブザデッド」と呼ばれるノリ方は、曲の途中にモーゼの如く会場の客が中央から左右に真っ二つに割れ、そのあと合戦の如く激突し、もみくちゃになるといったものだ。
今回ウォールオブザデッドは危険だということで岡崎体育は「『ウォーク』オブザデッド」を提案。ゴリゴリのパンクの中ぐわーっと左右に分かれた客が、曲の終わりと同時に歩いて元の位置に戻った。優しい世界。
「まわせPDCAサイクル」では皆がタオルを回し、ホロスコープやフレンズなどの曲は完全にライブバージョンに変わっており、殆どの曲がアルバムから何かしらの変化をつけて行われた。岡崎体育はネタ曲が多いので、なんども聴き込んでるネタ曲をライブでやるのは何度も見た漫才をもう一度見るのと同じ感じになってしまって「大丈夫かなぁどういうライブをするのかなぁ」と思ってたけど、これなら初見と殆ど同じように爆笑出来る。
前半戦の区切り曲は「クマの子見ていた隠れんぼ」というなんかめっちゃ聞いたことあるフレーズから始まった。「お尻を出した子一等賞〜夕焼け小焼けでまた明日〜」「いいないいな人間っていいなー」と皆で童謡を大合唱。なにこれ。
そして曲も終わりに近付き、バイバイが迫る。
「でんでんでんぐり返しでバイ、バイ、ぼぉぉぉぉおぉおおぉぉぉぉぉ!!!」
突如始まるデスボイス!
赤く染まる照明!
手を振っていた客も困惑のヘッドバンキング!
びっくりする子供!
こんな感じで前半戦は終了。
後半戦、最後は「エクスプレイン」を披露。そして埼玉スーパーアリーナで口パクやることを宣言し、大盛り上がりの中終了。
ステージから去る岡崎体育。鳴り止まない拍手と歓声。始まるアンコール。すぐに出てくる岡崎体育。
「はやいよ!」「はやい!」
と客からブーイングされる岡崎体育。アンコールでブーイングされるアーティスト。
ここではJINROとコラボした曲「割る!」を披露。スクリーンには下のPV映像が。いい曲だ。
そして会場はダブルアンコール。熱気は収まらない。流石にどうかなー出てくるかなーと思ってたけど、なんか微妙にマイクが入ってるっぽくて岡崎体育がマネージャーと相談しているような声が聞こえてくる。
「…ん…な……」
「全然……ど……」
高まるアンコール!マイクの音量も上がり始める!
「…んだけどなー」
「本当はもう全然出れるんだけどなー」
「もうちょっと焦らそ。アンコール聞いてよ。」
「もうちょいひっぱれるなーもうちょい出ないでおこ。」
会場のブーイングを一身に受けながら最後の最後にやった曲は「鴨川等間隔」。岡崎体育の曲の中で一番好きな曲がフィナーレにかかったのでちょっと泣きそうでした。
ちなみにMCでは「新広島とか要る?」「新千歳とかも要る?」というディス。「新って何なん。新大阪とかならまぁ新幹線が来てるから意味わかるけどさぁ」という疑問に「新幹線くるよ!」という客席から答えが返ってくると「それはまぁ、じゃあ納得しまーす」と納得したようだ。
またライブの打ち上げのために、北海道の美味しいものを問いかけ、客席からは「ししゃも!」の声。
「ししゃも!?それマジなん。どこ?」
「鵡川!」
「どこそれ?こっから車でどんくらい?」
「2時間」
「アホか!帰ったら朝4時とかになるやんけ!」
ちなみにこの日の岡崎体育のツイッターでは「ありがとう札幌」の文面とともに以下の画像がアップされていた。
ありがとう札幌 pic.twitter.com/F0jIngjU1p
— 岡崎体育 (@okazaki_taiiku) 2017年10月28日
ちなみに僕のこの日の夕飯は湯葉。湯葉ってそんなに食う機会ないよなー。「今晩はあなたの大好きな湯葉にしましょ」とかないもんな。
後日談というか翌日談。
昼飯にまた狸小路に向かい、8丁目にあるFABcafeというおしゃれなカフェでパスタ。インスタ映えするわーインスタやってないけど。
続いて、PS4祭りが開催されていたので初めてVRを体験してみたけど、うーむこれは…まだまだ改善の余地があるなぁという印象。
画質が不満なのはみんな言ってることだけど、その他にもめっちゃ顔の周りが蒸れて不快なのと、やってるうちにピントがズレてくるんだよな。まぁこれは締め付けが足りなかったのかもしれんが。
期待してる地球防衛軍5も先行プレイ。1面は地下基地から始まって、今回はかなりホラーテイストな印象。地下基地に巨大生物が進入して、扉で封鎖している状況だが、地上からの連絡は何故か途絶えており、扉を開けて地上にでるしかないという場面から始まる。密室劇だし、扉開ける時の嫌さは完全にお化け屋敷。
ちなみに今回も「サンダー!」成分有りでした。ファン愛わかってるなぁ。
この日の夜飯はなんか可愛げなバイキング。
バターチキンカレーがめっちゃ美味かった。
カレーにハマってしまって、帰る時も空港でカレー。こちらも美味でした。お腹ポンポンポンのやっほー。
こちらからは以上です。