Kの思索(付録と補遺)

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京都旅行の王道オススメコース 歴史を学ぶと聖地巡礼したくなる〜Kの思索(付録と補遺)vol.28〜

修学旅行みたいな王道の京都旅行をしてきたので紹介しますね。

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まずは大阪駅でJRから地下鉄へ。この移動距離がめっちゃ長くて大変なのです。写真は梅田のヨドバシカメラ。神話かのようなデカさ。この店だけで年商は1000億円を上回るというのだから驚きだ!

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宇治駅到着。宇治の旅館で宿泊なのでした。

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宇治駅から徒歩5分程度の場所にある居酒屋「ユルり」にて晩御飯。個室だし美味しいし、文句なしです!

https://s.tabelog.com/kyoto/A2607/A260701/26015706/

 

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翌日、朝早くから京都駅に到着。しかし朝ごはんをやってるお店が中々見つからないのでミスドで済ます。そこから清水寺に向かうバスへ並ぶ。すごい行列だったけど、列整理の人がベテランなのか、意外とすんなり乗れた。

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清水寺に向かうための二寧坂入口にある喫茶店。いわゆる清水寺に向かうための本道と呼ばれる「一念坂」より、僕はこっちの二寧坂の方をオススメする。人が少ないし、雰囲気も落ち着いている。

 

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清水寺から一年坂を見下ろすとこのような風景になっている。本堂は大規模な保修工事をしていた。

清水寺平安京遷都以前から歴史を持つ古い寺院である。778年に賢人と言う修行僧が夢のお告げでここに向かったところ、千手観音を唱え続けている白衣の修行僧がおり、彼は200歳を超えていた。その白衣の修行僧から賢人はこの場所を託された。白衣の修行僧を観音様の化身だったと悟った賢人は、霊木に観音像を刻みつけてここへ安置した。これが清水寺の始まりだと言われている。そしてこの賢人と、かの有名な坂上田村麻呂が出会うことでこの寺院の歴史が決定的なものになるのであった。

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 https://ja.m.wikipedia.org/wiki/坂上田村麻呂

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坂道の途中にある小路なんかもなかなか良い雰囲気です。

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そこから祇園へ。祇園はもともと八坂神社の境内地であった。つまり八坂神社は、もともと鴨川一帯まで続く広大な神社だったのだ。また京都有数の花街であることで知られるが、僕が行った時には舞妓さんとは出会わなかった気がする。

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そんな八坂神社ではたまたま散水を目撃することができて超ラッキーでした。なんか祭りもやってましたね。

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引いたおみくじは「凶」。いい感じすぎる。んでこれを木に結びつけてるとき、外国人の方から話しかけられる。しかし上手く聞き取れず、「おみくじを木に結びつけることの意味を聞かれているのか!?どう説明する?バッド・ディスティニー・デストロイとでも言おうか!」などとクソみたいな英語を考えて勝手に焦る。結局はおみくじの販売所を聞かれてるだけだったとさ。

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八坂神社を後にして祇園通りを歩いて…

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鴨川に到着。有名な「鴨川等間隔」は見あたらなかったです。

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 祇園ランチ。京都では有名な京漬物のチェーン「西利」にて。漬物の寿司!これがめっちゃ美味かった。見た目も華やかでしょ。

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銀閣寺に向かう途中で焼きおにぎりを買い食い。パリパリで美味い!

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そして銀閣寺(正しくは慈照寺)に到着。

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銀閣寺は室町幕府8代将軍の足利義政が1482年に建て始めたお寺である。

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https://ja.m.wikipedia.org/wiki/足利義政

義政の祖父にあたる3代将軍足利義満が建てた金閣を模して作ったのが銀閣である。

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https://ja.m.wikipedia.org/wiki/足利義満

しかし実際、この慈照寺金閣寺になぞらえて銀閣寺と呼ばれるようになったのは江戸時代からだそうだ。

日本最高の芸術文化である「侘び寂び」ここにあり、という感じで、個人的には金閣寺より好きです。

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夜飯は適当なチェーン店でハンバーグ。

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泊まった旅館のご機嫌な朝飯。

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そこから、十円玉に描かれていることで有名な「平等院鳳凰堂」へ。もともと宇治は源氏物語の「宇治十帖」の舞台であり、平安時代の初期から貴族の別荘が営まれていた。そして平等院の地は、あの日本のトップオブトップになるべく生まれた最強の運命の持ち主藤原道長」の別荘だったのだ。

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 https://ja.m.wikipedia.org/wiki/藤原道長

 

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そして「宇治橋」へ。宇治橋は日本三大古橋の一つだ。もちろん源氏物語の中にも登場するし、古今和歌集にも出てくる。

余談だが僕の好きなアーティスト、「岡崎体育」の鴨川等間隔という曲のPVに出てくる橋は、鴨川橋ではなくこの宇治橋である(まじなんでやねん)。

岡崎体育 - 鴨川等間隔 【MUSIC VIDEO】 - YouTube

 

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そこからさっき紹介した足利義満の建てた「金閣寺」へ(正確には鹿苑寺)。もともとは義満の山荘が営まれていた場所を寺にしたのだった。この山荘は邸宅とはいえ、その規模は御所に匹敵し、政治中枢の全てが集約されていた。

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金閣寺で引いたおみくじ。八坂神社とは違って凶ではなかったものの、開けた時に破れたので不吉さは拭えない。

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そこから「龍安寺」へ。日本庭園の石庭様式である枯山水で有名だ。この日本文化究極の美である侘び寂びにはかのエリザベス女王も絶賛したという。創建当初の寺地は現在よりも遥かに広く、京福電鉄の線路あたりまであったと言われる。

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その京福電鉄まで歩いて龍安寺の元々の広さを感じつつ…

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嵐山の渡月橋に到着。この渡月橋は834年に道昌という僧が架橋したのが始まりとされる。また葛飾北斎もこの橋の美しさを絵に描き残している。

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 https://ja.m.wikipedia.org/wiki/葛飾北斎

 

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そして天龍寺へ。天龍寺は「足利尊氏」が「後醍醐天皇」を弔うために建てた寺である。ついに足利将軍家の祖のお出ましだ。室町幕府の初代征夷大将軍様のお通りじゃい。こう見てくると随分と「足利家つながり」で来たものだなぁ。

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https://ja.m.wikipedia.org/wiki/足利尊氏

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 https://ja.m.wikipedia.org/wiki/後醍醐天皇

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天龍寺の北門から抜けるとそのまま有名な竹林まで出れる。これが嵐山駅から竹林までの最速ルートなんじゃないかな?

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京都旅行の最後は千本鳥居で有名な「伏見稲荷大社」。ちょうど年始の祭りでめちゃくちゃ混んでいた。

「稲荷」の由来は、この辺りで稲作が栄えた家にまつわる。決定的な出来事は816年。伝説の僧侶であり真言宗の開祖「空海」が身の丈2m40cmを超える老人に出会った。老人は自らを「稲荷神」と呼び、空海の素養を見込んで自らの弟子にした。これがこの神社の由緒となっている。

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https://ja.m.wikipedia.org/wiki/空海

 

以上、京都旅行の王道オススメコースと、そこにまつわる歴史の紹介でした。歴史を学ぶほど巡礼したくなる聖地が増えるよ!