Kの思索(付録と補遺)

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パトロンについてもらうハードルとは?ゴールドカラーの誕生、シェアリングエコノミーの時代へ〜Kの思索(付録と補遺)vol.29〜

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写真は名前でだけ持ってきたお酒パトロン(笑)

 

パトロンに支援してもらうのは簡単?

 先週シェアリングエコノミーについて書いたけど、実際はかなりの図々しさが必要だ。‬何故と言って、これからの大衆は、金をめっちゃ持ってる人からパトロンになって貰わなきゃならなくなるからだ。‬


‪ その時に「自分はこれこれの価値を生み出せるんで、面白いと思ったら支援お願いします」っつって、パトロンから金を貰う図々しさが必要になる。‬‪ただそういうパトロンは金マジでめっちゃ持つんで、意外とハードルは高くないような気もする。金持ちというのは退屈だから、金をばら撒くという行為も「退屈しのぎ」にやるかもしれない(最近では‬田端信太郎さんがZOZOTAWNの宣伝効果も兼ねて金をばらまいていた。勿論ゾゾタウンで買い物をして写真をアップすることが条件だったが、しかし金をもらった全員がその約束をまもるとは限らない。それでもそういう新しいことをポケットマネーでやるんだから、田端さんは金のなんたるかがよく分かっているなと思う)。


 つまりあまりに金を持つと、金がスマホやパソコンの中で上下する数字にしか見えなくなる。これは正しい感覚で、何故と言って、金というものは本来実態がなく、ただの信用なのだから。金持ちにとっての金は、例えるならゲーム内で使えきれないをマネーを眺めてるような感覚なのだ‪ろう。

 

 よってパトロンが支援することで、結果としてパトロンを何らかの形で楽しませてくれる創作人にはバンバン金を出すだろう。‬‪また個々人の繋がりが強いほどパトロンはお金を出してくれるはずだ。自ら価値を生み出すあらゆる創作者は、もう大企業に属してお金をもらう時代ではない。パトロン個人的に属すのである。‬


 ‪さらにパトロンから認められればラインペイや仮想通貨で簡単に送金されるようになるだろう。いずれにせよ、自分で何らかの価値を生み出せるようにならないとその人はベーシックインカムに飲み込まれる。そういう時代がすぐそこまで来ている。‬

 

新職業形態としての「ゴールドカラー」とは?

‪ 今ある職業形態は大雑把に2つに分けてブルーカラー、ホワイトカラーと呼ばれている。しかしながら昨今はそれらに加えて3つ目の職業形態、すなわちゴールドカラー」と呼ばれる人達が現れてきている。ゴールドカラーの人達の定義は以下のようなものだ。‬


・好きなことをしている‬
・圧倒的な専門性(その人にしか生み出せないクリエイティビティ)をもつ‬
‪・会社に選ばれるのではなく、自らが会社を選ぶ‬
‪・世界中を自分の活躍する舞台とする‬


‪ さて、このようなゴールドカラーの人間になるためには何をしたら良いか。私はこう思う。つまり若い頃から自分の好きなこと、自分に馴染むことをやり続けて、自分のやりたいことで価値を産むために必要な努力「だけ」をやりまくることだ。周りから常識的に必要だと同調圧力をかけられても、自らが不要だと思うことは勇気を持って切り捨てる勇気が必要になってくる。‬


‪ またたくさん遊ばなければならないだろう。遊ぶというのはただ遊ぶということではなく、価値を生み出すようにクリエイティブなモチベーションを持って遊ぶということである。‬


 ‪それと対照的なのが既存の教育だ。つまり普通科の高校に行って、普通に就職予備校的な大学に行って、普通に企業に入って…みたいなやつだ。この既存の教育は「量産型人間」を作り出す。工場などが建ちまくり、量産型人間が必要だった過去の時代はこの教育が正解だったことは否めないが、これからの時代はそういう量産型の仕事は全てロボットやAIがやるだろう。「普通の人間」はすでに学歴エリートですら潰しが効かなくなってきている。‬

 

音声入力が出来ないのは論理的じゃないから?

 ‪最近、積極的に音声入力(Siri)を使っている。発音を聞き取れなかったり、文脈を理解できずに全く使い物にならなかった昔の音声入力と違って、今はだいぶ改善されている感じがする。ツイッターなどで簡単なつぶやきをするときは音声入力の方が良いくらいだ。‬


 ‪ただ僕のようなある程度歳の行った大人は、機械に話しかけるというのは妙な照れ恥ずかしさがあって、公共の場ではなかなか使いづらいと思ってしまう。‬‪しかし昨今の幼稚園は実験的にスマートスピーカーなどが置いてある場所もあり、しばらくすると子供達が積極的にスマートスピーカーを音声操作して色々と活用しだすらしい。結局新しいものを使ってみよう!とする若々しい態度の問題なのだなぁと思うのだった。音声入力が公共の場でバンバン使われるようになる日も近い気がする。‬


‪ ということで、事あるごとに「この操作は音声入力できないか?」と試してみている。やってみるとこれがやはり便利なのだ。私が特にSiriを活用するのは以下の行為である。‬

 

twitterやLINEなどの短文の文字入力→脳が適応するほど長文も入力できそう・・・
・検索→「コモディティ」というような単語も、文脈から名詞だと理解してくれて驚く。‬
・全てのアラームオフ‬
‪→何個もアラームをかけていると、音声入力で一斉オフにできるのは非常に楽だ。‬
・カレンダーに予定登録‬
‪→時間は午前か午後かをしっかり伝えなければならない‬
‪・リマインダーにメモ‬
‪→そもそもリマインダー自体がすごく便利なのを最近知った。時間になったら画面にto Doが通知されるので、僕みたいな常に携帯を見ている人間はやるべきことを忘れないで済む。‬
・近くの飯屋を検索‬
‪→僕は「店を選んで、遠くても頑張ってそこに向かって、たとえ並んででも待って食う」というような人間じゃ無い。逆で、できる限り近くの店で、かつできる限り美味そうな店を探すという感じだ。そういう時に近くの飯屋検索は役立つ。‬
‪・今日の天気を検索‬
‪→朝起きてまずこれをやる。「ヘイSiri」とスマホに呼びかけることでSiriを起動し、「今日の天気は?」と聞けば教えてくれる。‬


 ‪このように音声入力することで手数が少なくて済むというのは、使い慣れると思った以上に便利だ。手を動かしてポチポチするのが如何に面倒かを思い知る。‬


 ‪音声入力は今のところ言葉・文脈の聞き取りには殆ど間違いがないところまで来ている。間違うとしたら、むしろこっちの文法が論理的じゃなかったり曖昧だったりする場合が殆どだ。‬しかし要求してできる操作はせいぜいが3〜5要素くらいだ。つまり「何時」に「どこどこ」で「なになに」すると「予定登録」(4要素)、といった具合だ。将来的にこの「操作要素の認識力」はどんどん向上していくだろう。そうすれば例えば、「アマゾン」で「〇〇書籍」を「クレジットカード払い」で「実家」に「お急ぎ便」で届けて、といった要求くらいはすぐ出来るようになる気がする。このような要求が音声一発で行けるようになったら、想像以上に便利だと感じるはずだ。‬

 

‪プログラミングが小学校の必須科目に。教育格差は?
‪ プログラミングの知識がこれからどれだけの人に必要になるかはおいておいて、このような流れになった以上、プログラミングが入試科目になる日もくる気がする(というかもうある)。そうなると「プログラミング塾」のようなビジネスが起こるのが必然的なところだろう。‬


 ‪しかしこれで教育格差が生まれるかといえば、昔ほどではないと思う。何故と言って、今は学べる教材が無限にネットの海にあるからだ。今だって、塾なんてなくてもアプリケーションを子供の頃から作っている優秀な人達がいる。‬‪要はモチベーションの問題だ。ただ先生から言われたことを教科書的に学ぶ人達より、具体的に何か作りたいものがあって、それを完成させるためにどうしたらいいか試行錯誤した人の方が実践的な力がつくのは当たり前である。‬アプリケーションを作るために教科書を1ページ目から開く人よりも、アプリケーション作りで詰まるたびその解決に向けて必要な技術を検索する人の方が強いと思う、というようなお話。

 

ではまた。