Kの思索(付録と補遺)

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仙台旅行王道オススメコース紹介 仙台の祖・伊達政宗から辿る 〜Kの思索(付録と補遺)vol.30〜

 今度は仙台旅行に行ってきたので王道コースを紹介しますね。僕もこの旅行まではあの「独眼竜」伊達政宗仙台の祖だとは知りませんでした(笑)

 

 仙台駅の3階に行くと、かの有名な(?)牛タンロードがあります。

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 ここには「利休」「喜助」「伊達の牛タン」などそうそうたる牛タンチェーンが出店しており、どの店も昼時だとめちゃめちゃ混んでいます。仙台と言えば牛タンだからね。でも僕は牛タンに関してはとっておきがあったので、あえてここでは食べず。

 

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 仙台駅を出ると目の前に広がるめっちゃ都会っぽい景色。伊達政宗刃牙の武蔵のごとく現代によみがえったら・・・なんて思いを馳せます。

 

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 仙台駅を真正面から。参考までに開業当初(2代目仙台駅)の画像を乗っけておきますね。

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 ※ちなみにこの駅舎は1945年の仙台空襲で焼失しています。

 「日本鉄道」が仙台駅を開通して鉄道事業を始めるまでは、主な高速交通手段は乗合の「馬車」でした。馬車では仙台⇔東京間を3泊4日かけて移動していました。着いたその日には、もう何もする気が起きないでしょうね(笑)そして鉄道の完成によって馬車業者は次々に廃業。利便性には勝てません。

 

 さて仙台には「るーぶる仙台」という市内の主要な観光地を一通り回ってくれるバスがあります。一日乗車券を買うとお得です。

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 そんなるーぶる仙台に乗って伊達政宗のお墓に向かいます。

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 閑静な住宅街からドーンとあらわれる威圧感満載の坂道。

 

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 伊達政宗の偉大さを称えるように天に伸びる大木。と、その坂道の途中に・・・

 

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 お寺発見。これが「瑞鳳寺」です。1637年に、伊達政宗の次男で、仙台藩の二代目藩主伊達忠宗によって建てられました。

 

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 中はこんな感じ。真ん中の大木が象徴的です。

 

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 瑞鳳寺から出て、さらに石段を登っていきます。

 

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 伊達政宗のお墓までの道のりの遠さよ・・・

 

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 そしてようやくまみえた桃山文化の華麗な建築!これが伊達政宗のお墓の入り口です。

 

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門をくぐって・・・

 

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 ようやく到着!ここが瑞鳳殿といわれる伊達政宗の眠る霊屋です。ちなみに発掘調査も行われており、この隣にある資料館には伊達政宗遺髪や遺骨などが展示されています。それを用いて科学調査も行われており、伊達政宗の骨格から相貌や身長を再現しています。身長は159cmくらいでかなり小さく感じますが、江戸時代の平均身長ですからねー。それでも顔は目が大きく見開いていて迫力がありました。

 

 瑞鳳殿をあとにして・・・

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 今度は伊達忠宗と、その6男である3代目仙台藩主の伊達綱宗に会いに行きます。

 

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 これが「感仙殿」です。仙台2代目藩主伊達忠宗が眠っています。

 

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 そしてこちらが「善応殿」です。仙台3代目藩主伊達綱宗が眠っています。

 

 ということで伊達家3代にご挨拶をして、仙台旅行の始まりです。「るーぶる仙台」に乗って次は「仙台城」に向かいます。しかしながらこのとき乗ったるーぶる仙台のバスの運ちゃん、観光案内が上手すぎた。あれは一種の芸でしたね。別料金取れると思う。ていうか「るーぶる仙台名物運転手」で検索したら案の定でてきました(笑)

www.youtube.com

 この観光案内を聞いてもらえると、よりここからのブログが楽しく見れるとおもいます(笑)

 ということで仙台城に到着でございます。

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 ここに到着するまでの、バスが通るにはかなり狭い坂道幅は400年前から変わっていないそうです。

 

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 まさにこの仙台城の築城が仙台の因果の起点と言っても過言ではありません。伊達政宗は天下分け目の関ケ原の戦いのあと、徳川家康の許しを得て、1601年(今から約400年前!)に、ここ青葉山に登って縄張りを始め、地名を「仙台」と改めました伊達政宗が築城した仙台城は当時約2万坪で、全国規模のお城でした。

 ちなみに仙台城には天守閣がなかったとのことです。これは伊達政宗徳川家康に対し「このような堅牢な城を建てても反乱を起こすつもりはなく、忠実なるしもべであり続けます」ということをアピールする意図がありました。

 

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 天気がいいとこのように仙台湾まで見渡すことが出来ます。400年前は、今見えてるようなビルなんて一つもなかったんだなーと考えると感慨深いですね。

 

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 有名な伊達政宗。視線の先には仙台の街並みがあります。ちなみにこの像は2代目で、初代は3の丸跡に胸像として残っています

 あと近くで武士らしいコスプレをしたお兄さんたちが観光客と一緒に写真を撮っていました。あの人たちはいつもいるのかな?

 

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 象徴的な塔です。

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 本丸には神社も建てられています

 

 以上、仙台城を後にして・・・さくさく行きます。

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 ここが大崎八幡宮 です。こちらも伊達政宗によって1607年に造営されました。

 

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 長い石段を登っていくと・・・

 

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 八幡宮と書かれた煌びやかな鳥居が現れます。拝礼して奥に進みますと・・・

 

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 なにやら歴史のありそうな長床。しかしながらこの長床は社殿よりも後に建てられています。そんな長床の後ろに・・・

 

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 でましたー。これが大崎八幡宮の社殿です。桃山様式の絢爛豪華な美がここにも表れていますね。伊達な男、という言葉は伊達政宗から来ていますが、これはまさに伊達な美といった感じです。国宝に指定されています。

 

 このあたりでお腹が減ったのでランチにします。最初にちらっと言っていた「牛タンのとっておき」に向かいますよ。

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 それがこちら。牛タン発祥のお店「太助」です。1948年に佐野啓四郎によってその歴史が開かれます。

 

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 太助初代店主「佐野啓四郎」

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  この牛タン定食が本当に美味しかった!今まで食べた牛タンの中でも一番でしたね。さすが牛タンの因果の特異点現在は佐野啓四郎の長男、佐野和夫さんが店主を引き継いでいますが、顔そっくりなんですよねー。歴史を見ている感じがしましたよ。しかも実際に牛タンを焼いているのは佐野和夫さんの息子さんじゃなかったかなぁ。またもや顔似てたし。まだまだ歴史は続きそうで安心しました。

 

 初日から仙台タウンの主要な観光地をバババっと回ってへとへとになっていましたが・・・

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 本日の個人的メインイベント凛として時雨」のライブに参戦して締め(?)。最高のライブに最高の疲れで初日を終えました。新譜のリード曲を貼っておきますね。

www.youtube.com

 

 初日で疲れすぎて2日目はグダグダな起床。ていうかもうホテルから出たくなかった(笑)

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 散歩くらいするかーってことで定禅寺通りまで来てみました。約700mに渡ってケヤキ並木が続く、仙台のシンボル的な通りです。定禅寺通りは、1601年に仙台城の鬼門(陰陽道における鬼が出入りすると言われる方角のこと。北東の方位。)封じのために定禅寺が建てられた際、その参道として整備された道と言われています。

 

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 その定禅寺通りを2階からゆったり眺められるカフェ「ガネッシュティールーム」にてランチ。カレーの複雑性高くてサイコー。

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 まじ女子力高くないすか。しかし紅茶は奥が深すぎて・・・自分で入れるのがくそムズイお茶だし、高いのはめっちゃ高い。なのでいい紅茶はお店で飲むのが一番だと思います。

 

 そんなこんなで元気が回復してきた3日目は松島に向かいます!松尾芭蕉の「松島や ああ松島や 松島や」の舞台(?)ですよ。

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 いい雰囲気の駅ですねー。駅をでると右手に遊覧船のチケット売り場があります。

 

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 最初に向かったのはここ瑞巌寺です。828年に慈覚大師空海最澄と並び称される入唐八家の一人)が開山し、1609年に伊達政宗が5年の歳月をかけて再興しました。

 

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 禅と然。

 

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 これが国宝に指定されている瑞巌寺「庫裡(くり)」です。要は台所ですね。台所にも伊達政宗の美意識が反映されています。上は吹き抜けになっていて煙突のような役割を果たしています。

 

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 こちらが本堂。中は、今は無き仙台城の大広間を彷彿とさせる構造になっていて、絢爛豪華です(写真が撮れなかったので参考画像を載せておきますね)。

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 瑞巌寺をでてすぐ右手に歩いていくと「円通院」があります。

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 このように非常に庭園が美しい寺院です。

 

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 仙台藩2代目藩主「伊達忠宗」の次男、「伊達光宗」がここに眠ります。

 

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 樹齢700年以上のおんこ。枝の伸び方が妖気をまとっている・・・。

 

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 枯山水

 

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 こちらも樹齢700年以上の木。イデアを直観しますね・・・。

 

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 円通院を出て南部屋さんでカキ定食。松島のカキは小ぶりだけど、うま味がめちゃくちゃ濃いんですよねぇ・・・。

 

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 瑞巌寺から少し歩くと「すかし橋」があります。

 

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 このように足元が透けているのですよ。iphone落としたら終わり」なんて思いながら撮ってます。どうもこの先にある「五大堂」に向かう際に、足元をみて気を引き締めるという設計思想で作られたそうな。

 

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 すかし橋を渡ると、なんだかよさげな松島っぽい風景とともに・・・

 

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 どーんと五大堂のお出ましです。807年に坂上田村麻呂が奥州遠征の際に毘沙門堂を建てたのが始まりとされ、そのあと瑞巌寺を開いた慈覚大師によって「木造五大明王像」が安置され、今に至ります。この扉の中に木造五大明王像が安置されていますが、この扉は33年に一度しか開かれません。秘仏中の秘仏ですね。

 

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 かわいいウミネコ

 

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 五大堂を出て右へずっと歩くと、福浦島へと長く続く赤橋が見えてきます。これが福浦橋です。

 

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 全長252mあります。出会い橋とも呼ばれており、縁結びに効果があるそうですが僕は一人でずんずん渡っていきます。

 

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 福浦島ではアーティスティックな写真が沢山撮れましたよ。

 

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 mistery.

 

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 subset.

 

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 epsilon.

 

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 symbol.

 

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 dominate.

 

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  one wheel.

 

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 digital nature.

 

 松島も終盤ということで最後はカフェで一服します。

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 「SHOBIAN CAFE」さんにお邪魔します。

 

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 見よこの女子力を!(2回目)

 

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 2階のテラスで松島の海を眺めながらパンケーキを食らいつきます。

 

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 ということで松島の旅は終了!厳かな街と自然で心が洗われましたよ。

 

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 この日の晩御飯は「利休」で牛タンでした。

 

 仙台旅行最終日はうみの杜水族館に出向きます。伊達政宗一切関係なくなりましたけどGOAIKYO☆

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 入館料は大人2100円。中野栄駅から30分ごとに無料バスも出ています。

 

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 nature.

 

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  transparent.

 

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 tornado.

 

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 assimilation.

 

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 DAIO.

 

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 candy.

 

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 observation.

 

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 nature2.

 

 しかし水族館ってホントいつぶりに行ったか覚えてないくらい久々に行きました。魚ってなんか怖くないですか。子供のころより抵抗ありましたねぇ。無表情なのに生きている感じとか、こいつら機械仕掛けかとか思ったり・・・でもそんな機械仕掛けが僕ら人間の祖先であって、認識はどの段階で発生したのかとか生命ってなんぞやとか考えてしまいましたよ。いかんいかんいつもの癖が

 

 アーティスティックな写真が沢山撮れた水族館を後にして・・・

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 五色沼に到着です。日本フィギュアスケート因果の特異点です。僕が行ったときは写真のような「沼の水全部抜く」的な工事をしていて、沼というより湿地みたいな感じになっていました。

 

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 仙台博物館は改装工事のため今年度末まで休館とのことで入れず。残念。

 

 以上、仙台旅行の王道コース紹介でした。皆さんも現代によみがえった伊達政宗の気分で観光してみてはいかがでしょーか。

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 END.