Kの思索(付録と補遺)

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最強の衣食住を提供する「UMS」とは?~ Kの思索(付録と補遺)vol.54~

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bunshun.jp


 読んでいて楽しい良記事。このように個人が「個人的な意見として」どう思っているのかを淡々と書いている文章というのが好きである。


 さて、この記事でいうUMSとはユニクロ無印良品サイゼリヤの頭文字であるが、私もこの3社は大好きだ。昔は安かろう悪かろう的なイメージがあったかもしれないが、今はもう最高のコストパフォーマンスを提供する企業であると思う。


 ユニクロに関しては、この記事でも書かれている通りユニクロU」が圧倒的に優秀なブランドとなっている。さすがルメールを手掛けるデザイナーとのコラボ。ユニクロUの人気商品は速攻で売り切れ、オークションなどで2倍以上の価格で売買されたりしている。私もユニクロUの新作はいつもワクワクしながらチェックしている。


 そして最近はなんといっても「エアリズム」が優秀である。特にエアリズムのパンツ、エアリズムのインナーTシャツは、これを着てしまうともう他のブランド要らないじゃんというくらいのクオリティだ。「必要超十分」である。


 そして無印良品に関してはブロードシャツが良い。北野武の映画に携わる有名デザイナーがデザインしたそうで、そのシルエットの美しさは流石という感じだ。この値段でこのシルエットが買えちゃうの?という驚きはユニクロに通じるところがある。そういうのをあえてアピールせずにサラッと置いてあるところも無印良品のにくい所だと思う。もう一つ無印良品のオススメをあげるとすれば黒リュックだ。こちらもシンプルだが非常にシルエットが綺麗である。耐久性もありそうな素材感だ。


 サイゼリヤは正に「安く豪遊できる」という圧倒的なブランド価値を持っている。あの値段の安さは徹底した生産性向上のロジックにより実現しているため、「安かろうが美味い」のである。サイゼリヤの海外出店に関していえば、日本で受けたメニューが海外でウケるとは限らない。しかしそのあたりのことをしっかりと経営側が理解しているらしく、海外ではメニュー内容が大幅に違っていたりするそうだ。そのあたりのことがフレキシブルに出来るのが体質として素晴らしいなと思うし、その結果が中国出店の成功として現れているのだろう。

 

Kの思索

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 楽しくみんなで酒飲みそうな、いわゆるパーティーピーポーな感じの人は、実は大してアルコール依存の心配がない。本当にアルコール依存症になる可能性があるのは、日常生活の中で常に理性が暴走してしまっているやつだ。思考が止まらないので、アルコールで思考の暴走という苦痛を和らげているのだ。

 

 とはいえ、必要以上に酒を蔑視するのも間違っている。あれは一時的には何物にも代えがたい生きる「道具」となる。本当に日常が辛く、未来や過去のことを考えすぎるせいで寝れないほどの生活が続いたときは泥酔せよ。このことは禁欲主義とまで言われる「スコラ哲学者」のセネカですら教えていることだ。

 

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 ココイチのカレーは「普通」の究極系という感じがする。こち亀みたいだ。だからあの価格帯でも愛されるんだろう。最近ハマってしまった。それで思い出した。昔「最強のレトルトカレー決定戦」みたいなことをひとりでやっていたのだった。

 

 結果として「ホテルカレー」「マルシェ」が美味かった記憶がある。まぁこれはちょっとレトルトにしては高めだ。対して銀座カリーは安くてもそれなりに美味かった。最近食って衝撃を受けたのはセブンの金のビーフカレーだ。レトルトにしてはかなり強気な値段設定だが、正直いって生半可なカレー屋ではあの味に太刀打ちできまい。セブンの金のビーフカレーは飲むステーキのようだった。

 

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 本がアートとして成立するのはこれからの世でとても重要なことだ。本は情報が全てだった。全ての情報形態がアナログからデジタルへ移行する中で、今のままでは本がアナログとしての媒体で残る理由はなくなっていく。情報を得るという手段だけなら、文字さえ読めればよいのだから。つまり電子の文字データをシェアすればよい。

 

 これに対してアナログとしての現物感、立体的な造形美、リアルに感じる美の娯楽として、本自体が情報以上の意味を持ち、本質的に「シェア不能」なアートである形態は重要だ。似たような件で、今さらながらチェキが流行している。電子形態であらゆる情報がシェアされる中、アナログ形態の唯一感がアドバンテージになっているからだろう。これから本も、その本をアナログで手に取ることの優位性(単純なところでいえば、筆者のサインが入ってるなど)が重要になってくるはずだ。

 

 END.