ミッション達成までにやることが50個くらいあるタスクが降ってきて笑っている。
現工程案でいけば、完了までに複数年かかるタスクである。
もうその時間の長さだけで、達成可能性が落ちている。
タスクの達成可能性は、その難易度と、かかる期間による。
つまりもし難易度が低かったとしても、かかる期間が長ければ、そのタスクは達成されない可能性が高まるということだ。
例えば商品開発とかで、「完成までに4年かけました!」というプロジェクトがあったとする。
そういうのは、完了して発売できただけでも、運が良かったのである。
ふつう開発期間が長ければ長いほど、その間に時代のニーズが変わって、当初の開発の存在意義が失われ、プロジェクトごと消滅するのだ。
しかも開発期間が長いほどお金を投入しているので、結果として完成した商品の値段は高くなりがちである。
それを上回るだけの価値が、時代のニーズとしてあるか?という難しい経営判断を求められるようになるのだ。
だから時代のニーズを未来予測して先取りしようとする開発は、実はあまり上手くいかない。
未来予測ほど当てにならないものはないし、目標を先におくことで、ダラダラと開発期間が設定できる悪しき原因となる。
開発目標は、常に「いま」のニーズにおき、そしてそれを高速で達成しないといけない。
今話題の、ビール缶の泡が勝手に形成される商品も、開発に4年かけたらしい。
YouTuberなどが試して、盛大に吹きこぼしている。冷やしてから開けろという注意書きを守ってないからだ。
あれも本当の理想は、常温でも泡が適度に盛り上がり、吹きこぼれないようにしたかったに違いない。
だがそうするためには更なる開発期間が必要で、値段が上がってしまうので、妥協点として発売に踏み切ったというところであろう。
男は力を発揮するための生き物だが、その力を最大限に引き出すためには、女の助けがいる生き物でもある。
子供の時はそれが母であり、大人になると彼女や妻がその役割を担う。
母性というのは男の力の源泉である。
これは神話から続くほどの普遍的な原理原則といえる。
映画であればバーフバリを見よ。