オススメ宿 すっぽんと手打ちそば「萬鷹旅館」~ Kの思索(付録と補遺)vol.77~
岩手へ旅行に行く機会があり、「すっぽん」のフルコースが食べれることで有名な旅館に泊まった。ここが本当に素晴らしく、記事にして紹介しようと思う。
紹介文
岩手 湯川温泉 名物すっぽんと手打ちそば「萬鷹旅館」
湯川温泉の萬鷹旅館の名物は、すっぽん!湯川のすっぽんは臭みがまったく無く肉質も上質!コラーゲンたっぷり&上品な味で女性から大人気です。また郷土料理・手打ちそばもご好評いただいております。美味しい食事の後は源泉掛け流しの温泉でゆっくりお過ごし下さい。お得な宿泊プランをご用意してお待ちしております。
岩手 湯川温泉 名物すっぽんと手打ちそば「萬鷹旅館」【公式サイト】
早速料理を紹介していこう。
写真に写ってる赤い飲み物は、スッポンの血が焼酎に混ざった食前酒。その隣の黄色いのが、「すっぽんの卵黄」を味噌漬けしたもの。触感は予想以上に固めで、味は濃厚。日本酒が欲しくなる。
これはスッポンのレバー。ごま油がかかっていて、普通のレバ刺しよりも珍味感のある味。
これはトマトにスッポンのマヨネーズ和えが挟まった料理。旅館の人からは「ほぼツナマヨ」って紹介される。しかし実際食べてみるとそこまでツナマヨじゃなかった。面白い。
これもスッポンとマヨネーズ系の和え物。このあたりからスッポンが形を帯びてくる。プルプルした食感が分かり始め、すっぽんがコラーゲン料理って言われる由来が現れ出す。
すっぽん関係ない料理もある。
これはスッポンの梅肉和えで、さっぱり系を挟む。ここでようやく、器がかなり凝られている事に気づく。
これは湯葉にスッポンを和えたもの。オリーブオイルがかかっている。
スッポンの茶わん蒸し。すっぽんが見えないかと思うが、下の方をすくうとでてくる。
これがメインのスッポン鍋。よくある野菜の合わせ出汁ではなく、本当にスッポンの出汁だけで作られている。
スッポンの内臓系のお刺身。これは精力の塊だ。どれも味は結構淡泊。焼酎ロックと合わせて頂きたい。
これはスッポンのグラタン。そろそろお分かりかと思うが、品数が半端では無い。しかもこのあたりでイワナの塩焼きが出てきた(写真撮り忘れ)。
さらにスッポンのポン酢和え。もみじおろしのさっぱり感で箸休めだ。
そんな中「箸休めです~」って言われて出された大根の一本漬け。写真じゃちょっとわかりにくいけが、かなり大きい。美味しいが、箸休めにはならないほどのボリュームである。
畳み掛けるようにスッポンのから揚げ。これも美味。
そしてもう一つのメインである蕎麦。湯川の名水を使って手打ちでやってるそうだ。流石の喉越しである。隣はコーヒーゼリー。しかしこの辺りは蕎麦とデザートが一緒に出てくる風習なのだろうか?
食後酒はスッポンの肝臓が入った焼酎。「肝臓は噛まずに飲み込んでください。胆汁が凄く苦いので。」って言われたが、そう言われると迷わず噛んでしまう。人生で一番苦い食べ物だった。
「締めにスッポン鍋を雑炊にできます」とか言われ、ここにきての更なる畳み掛けに笑ってしまう。流石にお腹が限界だったので断る。すると「雑炊は朝食にも回せる」とのこと。
というわけで朝食に回ったスッポン鍋の雑炊。昨日の限界を迎えた胃には、この優しさが染み渡るのであった。
勿論、鍋だけでなくサイドにも色々と小鉢がある。以上がスッポンフルコースの紹介である。
ちなみに温泉はこんな感じだ。
源泉100%かけ流しなので、温泉好きにはたまらない。泉質はナトリウムー塩化物・硫酸塩泉。かなり熱いので入る前に湯かきして下さいと注意書きされている。たしかにかなり熱いが、入ってみると慣れるし、気持ちが良い。
流石、じゃらんの評価☆4.7の旅館(飯に関しては☆5.0)であった。岩手にお越しの際は是非利用してみてはいかがだろうか。これだけのスッポンフルコースで一泊13000円程度。破格すぎやしないだろうか。
※おまけ
岩手といったら前沢牛を食べたい。ということで、有名らしい「味心」へ。
https://tabelog.com/iwate/A0303/A030302/3000039/party/
前沢牛のステーキ200g(8640円!)を食す。人生で初めて高級ステーキ的なものを食べたが、色々と凄い。しかし僕は普段「ステーキ宮」で、ゲンカステーキ350gを「なかなか噛み切れん!」とかいって楽しむ人間。何だか舌が追い付かない感じがしたのだった。
END.