Kの思索(付録と補遺)

日々の思索です。Twitterはこちら。https://mobile.twitter.com/k0sisaku インスタ→https://www.instagram.com/yushak_satuei

株式投資の王道を解説その1 「投機」について〜Kの思索(付録と補遺)vol.13〜

 今回の記事では株式投資の王道を紹介します。この記事に書かれていることを実践すれば、全くの初心者だったとしても大損をすることはかなりの確率で回避できます。また同じようにかなりの確率で収支をプラスにすることができます。

f:id:yushak:20171118114021j:plain

 

 株式投資とかよくわからないし、何か頭の良い人がめっちゃ色々な計算をして、大儲けしたり、逆に大損したりしてるイメージ・・・怖くて手を出せない・・・多くの方はこのようなイメージを持っているのではないでしょうか。

 

 このイメージは半分正解ですが、半分間違っています。そもそも本来の「投資」というものは、短期間で大儲けしたり大損したりするようなギャンブルとは違います。一般の人たちがこのように持っている短期間の売買によるギャンブル的なイメージは、「投資」と区別して「投機」と呼ばれています。

 

 実際、株式投資の世界で「投機」を行い、利益を得ている人もいます。それによってネットで有名な人もいるでしょう。しかしそんな人は一握りの天才であって、殆どの凡人は「機関投資家」(要は会社としての大規模な投資機関)に負けてしまいます。何故なら絶対的に機関投資家の方が情報の取得が早いからです。

 

 「投機」はゼロサムゲームであり、利益は強者の総取りになります。ここでいう強者が機関投資家です。彼らは強力なネットワークを持っています。個々の様々な会社に直接出向き、現場で会社の現状を一足早く手に入れています。しかも彼らは総じて頭がいい。そんな人たちが何千、何万と協力している。お金も膨大に持っている。そんな機関投資家個人投資家が「投機」で勝てる道理はないのです。

 

 ではそんな状況の中で「投機」によって勝ち続けている個人はどう説明するんだ、という反論もあるでしょう。これに関しては「投資の神様」として世界的に有名なウォーレン・バフェットが次のように面白い説明をしています。

 

 100人にそれぞれ500円を持たせ、コイン投げを行わせます。そして表が出た人が生き残り、裏が出た人のコインは没収されることにします。没収されたコインは、表が出た人に均等に配分されます。

 

 すると、最後の最後には、一度も裏が出ず、永遠と表が出続けためちゃくちゃ運のいい人が一人現れることになります。そうすると、彼は500円×100人分のお金、つまり5万円を総取りすることになります。

 

 要するに、機関投資家に勝ち続けている個人投資家は、単にコインが奇跡的に表の出続けているめちゃくちゃ運のいい奴にすぎない、とバフェットは批判しているわけですね。まぁそれだけ運がいいと調子にも乗りますし、自分なりの幻想の成功論もペラペラ喋りたくなるでしょうが、そういう輩には気を付けてください。彼らはいつかコインの裏が出て破滅します。

 

 ここまでで「投機」に参加することが如何に無謀であるかを説明しました。株式の初心者であるほど絶対に「投機」(短期間での売買)に参加するべきではありません。運よく大儲けすることがあるかもしれませんが、長期的に投機に参加すればするほど、大きな破滅が待っています。ではどうしたらいいのか?

 

 答えは簡単、「投機」ではなく「投資」をしてください。「投資」であれば個人でも機関投資家を上回ることが可能です。次回はその理由と最適な方針を説明していこうと思います。

 

その2へ続きます↓

yushak.hatenablog.com