Kの思索(付録と補遺)

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健康について 健康の模範は年寄りの行動にあり〜Kの思索(付録と補遺)vol.11〜

 最強の健康維持方法は適度な運動しかないということに年々確信を深めている。

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 食事よりも運動のほうが大事だ。マックや家系ラーメンやケンタッキーなどのジャンクフードをどれだけ食おうが、日頃動いて鍛え抜かれた土方はすこぶる血色がよく健康だ。これに対し、食事に気を付けてはいるものの日頃全く運動する機会のないデスクワーカーは血色が悪く、有所見者であることが多い。

 

 ここで言及する「健康」は身体だけでなく、精神も含まれる。しかもそれだけに留まらず、美容や賢さすらもそうである。つまり健康であることは人生の質を高めるうえでまず一番最初に確保しておかなければならないものだ。健康は健全な生に直結する。

 

 運動せずただ座って日々を過ごすというのは、例えるなら今にも煮えくりかえって爆発しそうな心身を、あくまで平静を保って無理やり押さえつけているようなものだ。生きるというのは動くということなのである。死んだ人間は動かないからだ。よって生きているだけで、本当は活動したくてたまらない身体を構成する37兆個の細胞の歯車があるわけだ。それを放置することで心身はあっという間に錆びついていく。

 

 よく工場屋の人などは「週明けの機械は機嫌が悪い」と言う。ようは土日に機械を動かさないと、週明けの月曜に機械が上手く動作しないことが多いという経験論だ。 人間も有機体の機械である以上、運動して血というオイルを適度に交換したり循環させたりしなければ壊れるのは当然と言える。

 

 健康において注目してほしいのが年寄りの行動だ。彼ら(健康な年寄り)の行動は無理がない。そもそも年寄りなので本質的に無理な行動はできない。よってその行動が健康に対して一直線に最適化している。例えば脂っこい食事をさけ、野菜や魚中心の食生活をするようになる。冷たいものよりも温かいものを口にするようになる。ジュースではなく水やお茶を好む。早寝早起きをするようになる。ランニングではなく散歩をするようになる・・・等々。これらは全て健康に対する最適化の結果だ。

 

 このように健康への最適化という意味で年寄りがどのような生活態度になるかを観察してみると、それが健康への教科書となって見えてくる。また逆に、すでに糖尿病だったり脂肪肝だったり高血圧だったりするような不健康な年寄りの生活を見ても、どこでどういう風に無理をしているか、若者を見るよりも如実にわかることだろう。

 

 ハウツー本やニュース記事などを読んで、例えば「コーヒーは健康に良いのか悪いのか」等のいまだに2転3転しているような健康知識に翻弄されてはならない。それよりも、ただただ適度な運動を心がけよう。そして健康を貫き通してきた人々の行動をお手本にすることだ。彼らが何にも勝る指南書である。