Kの思索(付録と補遺)

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美味しさは洗脳!? & ARで自分の部屋を模様替え!〜Kの思索(付録と補遺)vol.35〜

 美味しさは洗脳!?
 ※この記事はとても私見が強いので、肩を張らずに暖かい目で読んでください笑

 

 みんなはA5ランクのお肉を美味しいと思うだろうか?


 僕は結構な頻度で焼肉に行く方だが、A5ランクだったり綺麗なサシの入ったお肉を注文することが殆どない。注文するお金がないというわけではなく、単純に「普通のカルビ」の方が美味しいと思っているからだ。だから僕は「ステーキ宮」に行く時だってサーロインではなくゲンカステーキ(肩ロースの噛みごたえ半端ない奴)を頼む。


 高級で、綺麗にサシの入ったお肉の一口目が美味しいことは認める。ダイレクトに脂の甘みが舌に伝わるからだ。ただ、食べているうちに疑問が生じてくる。「これ、殆ど脂食ってるんじゃないか?」と。その結果、僕が求めているのは脂が美味いことではなく、肉が美味いことなのだと気付く。


 そんな感じだから、A5ランクの肉なんて一皿食ったら胃がもたれてくる。殆どが脂なのだから当然だ。これに対してゲンカステーキなら350gでも楽々と完食できる(僕だけ?)。しかも「肉を喰った」という満足感も物凄い。胃ももたれない(僕だけ?)。
というわけで、僕の「美味しい」の基準では、A5ランクのお肉よりもゲンカステーキの方が上ということになる。つまり・・・

 

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これよりも…

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これである

 

 さてこのように、世の中で常識的に言われている「美味しいもの」に対して、僕は常々「本当にそれが美味しいの?」と疑っている。こんな話をすると毎度の如く、「それは君が貧乏舌だからだよ」と言われるのであるが、僕の今までのロジックでは、僕が貧乏舌かどうかに関係なく、合理的・客観的に美味しいかどうかを突きつけているはずだ(絶対にそうだ異論は認めない)。


 そんな感じだから、いわゆるグルメと呼ばれる人が美味いと食ってる高級なもの、そしてその評判を聞きつけた一般人までもが美味い美味いとそれを食う様子がだんだんと洗脳に思えてくるのである。つまり、彼ら洗脳された人々は、美味いものが「金額」と「評判」で形作られてしまっていると思うのである。ビックマックで「うめぇ!」と思うあの気持ちと、なんか高級そうな店で、おしゃれソースのランプ肉とかを食った時の「そりゃうめぇわな」というあの気持ちは、僕にとって大差ないのである。


 ではなぜこのような洗脳が起こるかといえば、「グルメには優位がある」からだ。つまり庶民の食うような、例えば納豆卵かけご飯だったりコンビニで買い食いしたフライドチキンだったりを「これって究極の美味さだよね!」と褒め称えるより、高級レストランで出てくるお洒落な食事を美味いと評価した方が優位だからである。これは例えるなら、ダサい格好をして「人間中身っしょ」といくら叫んでも、清潔感ある格好で、それによって第一印象が良い人間の方が優位であることと似ている。


 だから僕は冷凍食品を外食だと思って食うのである。何故と言って、もういくつかの冷凍食品は外食の域に達してしまっているんじゃないかと思うのだ。唐揚げなどはまだ外食の域ではないが、パスタやチャーハンは既に外食の域に達していると思う。だから僕は、きちんとした皿と盛り付けで、冷凍食品のパスタとチャーハンを出されたら、それが冷凍食品であると分からないだろう。このような取り組みは、味のブライングテストのようなもので、真に美味しいとは何かを考えているというわけである。


 市場的な話をすれば、なぜ高級店で出てくる飯が高いかといえば、多くは食材の希少性である(銀座などは場所代も物凄くかかっている)。A5ランクのお肉や、キャビアやフォアグラやフカヒレは「希少性は高い」けども、美味しい食材かといえば疑問だというのは前に述べた。となると残された価値というのは場所代によるわけだ。だから、高級なものを美味しいと洗脳されている人は、真に味というものに向き合って、自分の基準で味を判断しているとは言い難く、やはり優位性を食べていると僕は考えてしまうのである。


この僕の持論(強烈な私見)をより皆さんに考えてもらうという意味で、以下の記事を参考に貼っておきます。この記事はむちゃくちゃ面白いです。

r.gnavi.co.jp

これを読んだ人は「なんて不毛な争いなんだ」と思うでしょう笑。ま、自分が美味いと思うものを信じて食え!これにつきますね笑

 

 

 ARで自分の部屋を模様替え!


 ARとは拡張現実のことで、例えばポケモンGOに使われているあのテクノロジーである。スマホをかざすと、現実空間の中にデジタルなオブジェクトが置かれる。この技術をIKEAがビジネスに活用しようとしている。


 家具を買うときに最も重要なのは寸法の把握である。何故と言って、家具に関してのトラブルは往々にして寸法の把握ミスから起こるためである。例えば、大型のソファをいざ買ってみたものの、玄関のドアサイズよりも大きく、家の中に運び込めないというトラブル。他にも、購入したテレビが思ってたよりも大きく、部屋のサイズに対して不適当だったり、所持しているテレビ台に乗らなかったりするトラブルである。


 IKEAは家具の寸法把握の重要性を早い段階で分かっていた。だからこそ家具に「このソファは〇〇センチの玄関まで運び込めます」などと予め表示するといったような取り組みをしていた。


 IKEAは、その事業戦略を今、ARで拡張しようとしている。つまり、スマホを自分の部屋にかざすと、その画面の中に購入したい家具が現れるのである。もちろん寸法は実際にその家具を置いた時と同じになるように表示される。これによって寸法把握のミスで客とトラブルになるのを防ぐことができるようになるというわけだ。技術的な課題としては、白い壁を認識しにくく、そこをなかなか立体的な風景として把握してもらえない事だという。しかしこの技術がより発達すれば、家具購入の検討には欠かせなくなるだろうし、部屋の模様替えアプリとして発売することもできるだろう。その点でIKEAニトリよりも数歩先をいってるなと思うのである。

 

おまけ

最近撮った写真達です ↓

 

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岩のもつ冷たさと、自然の作った配置の合理性が好きなんですよね。

 

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切断された木から何か凄惨なものを感じます。

 

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夜の階段は向こうで誰かが待ってる気がします。

 

END.